この度、南直哉前理事長が2022年10月に急逝されましたことから、急遽その後任として理事会の承認を得て理事長に就任いたしました新井光雄です。
当研究所は、地球的規模での資源・環境問題、産業・経済と文化・社会の新しい関係のあり方等に関わる総合的政策を提言することを目的として1988年12月に設立され、以来、研究成果を政府、産業界等に発信する等活発な研究活動を行ってきました。
また、2007年4月からは、2005年日本国際博覧会の基本理念を継承、発展させる事業を行い、愛・地球博のテーマである「自然の叡智」が目指した自然の摂理を尊重する持続可能な社会の実現に向けて活動しています。
具体的には、調査研究事業においては、地球産業文化懇談会の開催と政策提言、COP会合でのサイドイベントセミナーの開催、COP報告セミナーの開催、COP、IPCC会議情報の日本語での提供等を行っています。また、愛・地球博の理念継承事業においては、モリゾー・キッコロのキャラクターマークに係る知的財団権の管理、利用許諾のほか、2005年以降に開催された国際博覧会(サラゴサ万博、上海万博、麗水万博、ミラノ万博、アスタナ万博)への行催事、展示、シンポジウムの開催、国内事業においては周年事業等を進めてきました。2025年開催の大阪・関西万博への参画についても取り組みを進めています。
このように、調査研究事業を通じた研究成果等の情報発信、理念継承事業を通じて世界に向けて積極的に発信することで、持続可能な社会の実現に向け当研究所が少しでも貢献できるよう努力してまいりたいと考えております。
今後とも、関係各位の一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。