![]() 座長の久保田政一氏(日本経済団体連合会国際経済本部長,CBCC常任理事)がグローバルコンパクトをはじめとするCSRに関わる各種のイニシァティブ,原則,基準を概説したのち、各々パネリストからのショートプレゼンテーションが行われた。 |
![]() |
Q1: | 中国産野菜の農薬問題、食品添加物問題など食品流通業はどういう対応を考えるのか? | |
A1: | 前例のない問題で技術的な困難もあり対応策の作成方法が不明だ。「・・・すべし」というルールは作れるがその先どうするのか難しい。経営の監視体制が作られつつあるがいまだその途上であり、これは日本のみならず欧米も悩んでいるところだ。 |
Q2: | ステークホルダーとの対話が重要、ということだが、ステークホルダーすべてが対話能力を持っている訳ではない。育成することが必要ではないか? | |
A2: | 確かに消費者は分散化され力がない。彼等と対話する為に企業は知識,経験など自己蓄積の活用をはかるべきだ。一方、ステークホルダーのサイドでもNGOが代理人となるなどが考えられる。 |
Q3: | 途上国での事業活動に伴う環境問題悪化と雇用機会提供との矛盾についてどう考えればよいのか?ステークホルダーの間に尊重(優先)順位があるのだろうか? | |
A3: | 児童労働の問題も同様だが、教育を行いつつ雇用するということでよいのか?解答は得られていない。企業、受け入れ国双方で協力して解決策を探るべきだろう。 |
![]() |
![]() |
(文責:シンポジウム事務局 竹林忠夫) |